質問箱へ回答:外資系金融・邦銀出身者の割合について

質問箱回答集
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質問箱へ以下ご質問を頂きましたので、私なりの所見を述べさせて頂きます。

※当回答内容は、あくまで私が経験・見聞した内容に基づく私個人の回答であり、所属組織とは何ら無関係です。

質問内容

「世銀の日本人で金融出身者は外資系の投資銀行が殆どなのでしょうか?メガバンクからIFCなど国際機関を目指すとしたら、どの部署でのどのような経験が活きると思われますか?

回答

私がこれまでにお会いした世銀の日本人職員の方はほんの一部なのですが、その一部の方々に限っていうと、金融出身者では外資系金融出身者の方が邦銀出身者より多少勝るかなと感じています。

ただし、邦銀出身者の中でも比較的多いのが日本政策投資銀行や国際協力銀行といった日本の開発銀行出身者になります。また、直近がそうした邦銀であっても外資系金融にも勤務経験があったりするケースもございます。

では、ご質問のメガバンク出身者が全くいないかと言うとそんなことはなく、メガバンクでキャリアを積んでこられてIFCに勤務されている方も数名知っています。

また、「メガバンクからIFCなど国際機関を目指すとしたら、どの部署でのどのような経験が活きるか」についてですが、私が思うに一番肝心なのはいかにご自分の専門性を築いていくことかだと思います。民間の金融機関が備えている機能は、一部を除き基本的にどの国際開発金融機関でも備えているケースが多いので、ご自身が築いてきた専門性を引き続きいかに強化していくかということに尽きます(個人的には唯一リテール営業職のみ国際開発金融機関であまりつながりがみえませんが・・)。

私はメガバンクの勤務経験がないので、メガバンクに勤めている友人・知人や、「半沢直樹」からの知識(笑)から感じているのは、メガバンクではやはり3-4年ごとに異動がありジェネラリスト育成を目指している印象を受けます(間違っていたらすみません)。

そうした場合に、比較的近い職域エリアでの異動(株式部・日本株担当⇒株式部・外国株担当、法人審査部⇒融資管理部 等)であれば寧ろ専門性を太くすると思うのですが、職域が遠い場合(リテールIT部門⇒人事部、リテール部門支店勤務⇒広報部 等)は専門性にばらつきがでてしまうので厳しいと考えています(例にあげた職域の近い・遠いの例が現実的なのかどうかについてはご容赦ください・・。メガバンクでの勤務経験がないので例として適当にあげています)。

その点、外資系金融であれば部門を超えての異動命令が下ることはまずないです。異動は基本的に同じ部門の中(=部長の権限の範囲)となりますので、その点では専門性を強めることがしやすいかと思います。また、外資系金融でリテール業務を日本で展開している所は少ないので、もしかしたらそれも影響しているのかもしれません。

繰り返しになりますが、メガバンク出身だから外資系金融出身だからといったことではなく、あくまで専門性の強さと募集要項がどれだけマッチしているかだと思いますので、メガバンクに所属していようが外資系金融に所属していようが、自分自身が伸ばしたい専門性を見定め、直属の上司と蜜にコミュニケーションをとりながらご自身が担当する職域にオーナーシップを持つことが重要だと思います。

多少、回答内容が質問と逸れた箇所もございますが、質問者様の一助となりましたら幸いです。